『仕事が忙しすぎて私生活がままならない』というのは、日本の抱える大問題だと思います。「仕事こそがもっとも重要な役目だ!」と会社側は声高らかに主張することが多いですが、そういう会社は大体がブラック企業であり、勤務していてもろくなことはありません。
私もそうでして、かつてはブラック企業に勤務していました。なにをもってしてブラックというかは人によって変わるかもしれませんが、私が勤めていたところは『朝は大声で社是を唱和』したり、『給料を受け取るときは必ず社長に感謝の言葉を述べる』のが必要だったり、どれもまともな会社ではあり得ない方針です。
就職した直後の私は無知だったので「社会人ってみんな大変なんだなぁ」なんて思っていたのですが…友人達と集まって話したら「ブラック企業じゃん…」と言われ、そこからおかしいと思い始めたのです。
そしてとくに納得できなかったのが、最初にも書いたように私生活がままならないことです。
朝早くから出勤して夜遅くまで仕事をしていたら、ほかのことは手につきません。実は彼女がいたのですが、仕事に疲れ切っていて会えない日々が続いたら、ある日「ほかに好きな人ができたから」と連絡が来ました…。
さすがにこれには参りまして、しばらくは肉体だけでなく精神も摩耗した状態で仕事を続けたのです。その結果勤務中に倒れまして、それでやっと辞められました。ちなみに私が倒れたことは内々で処理されまして、今もその会社は普通に営業しています。
仕事から解放された私は、やっと元気になった…なんてことはなく、彼女がいないこともあって無為の日々を過ごしていました。実家の両親は「うちに戻ってゆっくりしたら?」と言ってくれますが、無職のまま甘えるのも気が引けまして…。
それで私は、パパ活女性に救いを求めたのです。
ボロボロになった男が求めるのは『女性が与えてくれる癒し』であり、こういうときこそ彼女の出番なのですが…いないものはどうしようもありません。
このため、パパ活女性を誘うことで手軽に癒やしてもらおうと思って、そういう相手を探しました。
ちなみに「まあ、2人きりでセックスでもさせてもらえたら気分もマシだろう…」くらいに考えていたのですが、実際はもっといい結果になったのです。
そのパパ活女性が予想よりも優しく、事情を軽く話したら「いつでも甘えてもらっていいですよ」と言ってくれて、その言葉だけでもすごく救われた気がしました…。
優しい女性って、男に頼られるとつい手を差し伸べるのかもしれません。
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